8月28日に定例記者会見を行いました。会見内容は下記のとおりです。
毎日暑い日が続いていますが、今日こうしてご参集賜りましたこと、心より御礼を申し上げます。
報道機関の皆様方におかれましても、ご自愛をいただきながら、ご活躍されますようお願い申し上げます。
さて、全国的に、集中豪雨による大雨災害が続いております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
また、9月を迎え、台風による災害の発生が一番多い時期となってまいりました。
本市としましては、令和元年東日本台風で受けた被害を教訓として、市民の皆様に日頃からの備えを呼びかけを行っております。
今後も、災害による被害を最小限に抑えられるよう、報道機関の皆様とも連携しながら、継続して防災・減災に取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続きご協力のほどお願いいたします。
それでは、次第により今後の取り組みを発表させていただきます。
資料1をご覧ください。
本市では平成30年8月から国際交流員を配置し、英国の関係機関、要人との連絡調整、並びに国際交流や多文化共生の推進に取り組んでまいりました。
このたび、前任のブラウン・エイミー氏が、3年間の任期を満了し、退任されました。
後任といたしまして、8月6日付けで新たに英国出身のピットマン・ケイトリン・フランセス氏が国際交流員として着任いたしました。愛称は「ケイティ」と呼ばれております。
ケイティさんは、英国イングランド北部ノースヨークシャー州ご出身の女性で、大学で日本語を専攻し、過去に留学生として来日した経験もある日本語に堪能な方でございます。
今後は、前任者と同様に英国との絆づくりや懸け橋として重要な役割を担っていただくとともに、市民の国際理解、国際化の推進に幅広く活躍していただけるものと期待しております。
報道機関の皆様におかれましては、記事にしていただきましたこと、御礼を申し上げます。
資料2をご覧ください。
本宮市と英国との交流のきっかけとなった、ウィリアム皇太子の本宮市訪問から10年を記念するとともに、多くの方に英国の文化に触れていただけるよう、9月6日土曜日から、企画展「ウィリアム・モリス 英国の風景と共にめぐるデザインの軌跡」を本宮市ふれあい美術館で開催します。
ウィリアム・モリスは、19世紀のイギリスを代表する芸術家であり、今回の企画展では、モリスがデザインした壁紙や織物などの作品、約65点を展示いたします。
また、本展では、写真家 織作 峰子 氏が撮影した英国の風景写真、約20点を展示し、モリスの制作活動に迫ります。
9月28日日曜日には、織作先生を講師に迎え、スペシャルギャラリートークを開催いたします。
大変充実した内容となっておりますので、広くPRをお願いするとともに、皆様もぜひ、ご家族、ご友人お誘いあわせのうえ、ご来館いただきますようお願いいたします。
資料3をご覧ください。
稲沢分館は、昭和63年4月の竣工以来、37年が経過し、施設各所の老朽化が進んでいることから、長寿命化改修工事を行い、併せて避難所機能の充実を図ります。
改修工事は施設の全体を対象とし、内部改修、外壁の張替え、空調設備及び非常用発電機、みんなのトイレをそれぞれ設置いたします。このほか、外構では、駐車場の全面を舗装し、おもいやり駐車場を配置いたします。
改修工事は、12月頃に着工、来年7月の完成を予定しております。
予算措置につきましては9月補正予算に計上しており、皆様に気持ちよく利用していただき、有事の際には避難所として安心してご利用いただけるよう改修を進めてまいります。
今後も物価高の状況を踏まえながら進めさせていただきたいと考えております。
資料4-1をご覧ください。
白沢体育館屋根改修、及び空調設備設置工事につきましては、長寿命化を図るとともに、体育館の機能向上及び災害時の避難所機能の向上を図るもので、令和7年7月22日に契約が完了し、工事に着手いたしました。
工期は、7カ月を見込んでおり、来年3月の供用開始を予定しております。
なお、工事期間中のうち、空調工事を行う役員室、研修室、救護室並びに2階の軽運動場は、9月中旬から翌年1月下旬まで、利用ができなくなりますが、アリーナにつきましては、工事期間中もご利用いただけるよう、進めてまいります。
次に、資料4-2をご覧ください。
しらさわグリーンパーク野球場スコアボード改修工事につきましても、令和7年7月22日に契約が完了し、改修に着手いたしました。
スコアボードにつきましては、既存の躯体を活用し、3画面式のLED表示板へ更新するものであります。
現在、スコアボードの製作に入っており、シーズンオフとなる12月に現場工事へ着手、オンシーズンとなる来年4月の供用開始を予定しております。
両施設とも工事完了後は今まで以上に利用者の皆様に親しまれ、さらに多くの方々にご利用いただきたいと考えております。
資料5をご覧ください。
岩根地区につきましては、現在、岩根地区公民館内の岩根出張所において証明書交付を行っておりますが、来年度に施設の耐震改修工事を予定していることを機に、岩根出張所に代えて、隣接する岩根郵便局へのキオスク端末設置を新たに計画しております。
現在、岩根出張所は週3日の開設ですが、キオスク端末は、週5日、郵便局の営業時間にご利用いただけるようになります。手数料につきましても、コンビニ交付と同様に、市役所窓口より100円お得となり、岩根地区における証明書交付サービスの改善につながるものと考えております。
また、年間のランニングコストは、現在の委託方式の約1/5に節減できることから、業務の効率化も図られることとなります。
導入時期につきましては、来年3月2日を予定し、予算措置は9月補正予算に計上しております。
本市のマイナンバーカード保有率は、現在84.4%となっております。
自治体DX『デジタルで進化するまち、笑顔ひろがる暮らし』の実現のため、誰もがキオスク端末を操作できる環境整備と、コンビニ交付サービスの利用促進により、市民サービスの向上と業務の効率化に引き続き取り組んでまいります。
資料6をご参照ください。
冒頭にも触れましたが、防災訓練につきましては、日頃からの備えといたしまして、市民の皆様にとって、より身近な取り組みとなるよう、昨年度から住民参加・体験型の住民避難訓練を実施しております。
訓練テーマを「共に助け合い 誰一人取り残さない防災」と掲げながら、大規模地震・土砂災害を想定し、9月27日の荒井地区を皮切りに、1月25日の仁井田地区まで、計4回、各地区公民館を会場に、避難訓練、情報伝達訓練や、避難所設営訓練、炊き出し訓練、給水訓練、地域防災マネージャーによる防災講座・マイ避難作成、初期消火訓練を実施しながら、ペット同行・同伴避難の対応訓練など、新たな要素を加えて行います。
また協力団体として、今年度組織化いたしました、まゆみ防災リーダーズの方々、市内在住の防災士の方々のご協力を呼びかけます。
災害による犠牲者を出さないために、地域の皆さんと連携を図りながら効果的な訓練となるよう実施してまいります。
資料7をご覧ください。
新しいデザインのマンホールカードを7月25日より配布いたしました。
このデザインは、プリンス・ウィリアムズ・パークの英国庭園で、英国ケンジントン&チェルシー王室特別区と友好協定締結を記念し、植樹した「アーモンド」と「エニシダの木」を、まゆみちゃんファミリーが仲良くお花見している様子をデザインし、子育てしやすい本宮市を表現しています。
現在、本市でのマンホールカードの配布につきましては、まゆみの木をデザインしたものが、平成30年8月より上下水道課の窓口で配布しております。
新しいマンホールカードの配布場所は、配布ルールに基づき、平日は、中央公民館で、土・日・祝日は、デザインモチーフとなった英国庭園の近隣である白沢公民館でも配布しております。
ぜひ、ファンの皆様には、配布場所やデザインマンホールが設置されている本宮駅西口周辺はもちろん、併せて配布している市の紹介カードを利用して市内の散策を思う存分楽しんでいただきたいと考えております。
また、今回のマンホールカード配布に合せて2種類の缶バッチを上下水道課窓口にて、1個200円で販売いたしております。
ぜひ、本宮市を訪れた記念にしていただければと考えております。
令和7年第5回本宮市議会定例会が、9月2日から開会されますので、上程いたします議案等について説明を申し上げます。
議案等は、議案書付議案件のとおり、諮問1件、議案33件、報告3件であります。
今回の補正予算規模については、一般会計10億2,330万5千円の増、その他の会計1億5,294万8千円の増、全会計合計で11億7,625万3千円の増となっております。
一般会計補正予算の主な内容につきましては、先にご説明しました、白沢公民館稲沢分館改修工事、岩根地区キオスク端末導入経費のほか、主なものとしまして、
一つに、みずいろ公園駐車場の利便性向上のため、駐車場整備工事に要する経費を、
二つに、市道舘ノ越・関根線道路改良事業に伴う用地取得及び関根橋開通式並びに赤木・狐森線開通式に要する経費を、
三つに、市道大山・松沢線ほか2路線の道路維持工事及び、生活道路改良工事並びに、用悪水路改良工事に要する経費を、
四つに、昨今の金利上昇対策と将来の財政負担軽減のため、市債繰上償還の財源として、減債基金2億円の積立を、
五つに、教育施設の改修に係る財源として、教育施設等整備事業基金の積立金を、それぞれ計上しております。
次に、その他の議案等の内容でありますが、
・人権擁護委員の推薦が1件
・自治功労表彰及び特別功労表彰について議会の同意を求める議案が13件、
・専決処分の承認を求める議案が1件、
・条例の一部改正が1件、
・備品購入契約が1件、
・市道路線の認定が1件、
・市営住宅及び定住促進住宅明け渡し等請求訴訟の提起が1件
・各会計の決算認定が8件、
・各会計の補正予算が7件、
となっております。
市表彰式につきましては、毎年11月3日に開催し、各分野においてご貢献・ご尽力いただいた方々、市政振興発展のために多大なるご支援をいただいた方々を表彰するものであります。
本年表彰予定の方々は、本日現在で、自治功労表彰1名、特別功労表彰12名、一般功労表彰21名、特別善行表彰2名、善行表彰5名、計41名となっており、そのうち、自治功労表彰1名、特別功労表彰12名について、議会の同意を求めるものであります。
最後に、令和6年度本宮市一般会計歳入歳出決算の状況でありますが、
歳入合計188億343万1,812円、
歳出合計178億4,383万183円、
となり、歳入歳出差引残額は9億5,960万1,629円となりました。
実質収支額については、歳入歳出差引残額から、翌年度に繰り越すべき財源として、
繰越明許費繰越額4,025万3千円、事故繰越し繰越額831万5千円をそれぞれ差し引きまして、
9億1,103万3,629円の黒字決算となったところであります。
なお、実質公債費比率をはじめ、財政健全化法の4指標は、すべて市の独自基準と国の基準値を大きく下回る数値を維持しております。
今後も引き続き健全財政の堅持に努めながら、市民サービスの向上を図ってまいります。
また、「福島のへそのまち もとみや」の元気と魅力を市内外に発信してまいりたいと考えておりますので、今後とも、皆様のご支援をお願いいたします。
その他の会計及び詳細につきましては、配布いたしました議案及び資料をご参照くださるようお願い申し上げます。
以上で、説明を終わらせていただきます。